福，島ぐらしブログ３

2017年10月13日（金）

タモリのレシピは信頼がおける。
これまでもサバサンド，カレーなどをつくってきた。

タモリ倶楽部の素麺をふきこぼれさせない器具の特集の回で，この大量に茹でた素麺をどうするんだろ，と思っていたらタモリが素麺の一品をつくった。
それを今朝はまねて作ってみた。



出汁は万能出汁を水で割ったものをはり，素麺の上に，あぶった明太子，ねぎ，みょうが，とろろ昆布。

たしかに美味しくいただけました。

とろろ昆布を買うのはずいぶん久しぶりだ。
子どものころ，母はとろろ昆布をだいたい買い置きしていて，朝ごはんのとき，たぶん時間がなくて味噌汁がつくれなかったんじゃないかと思うけど，とろろ昆布に醤油垂らしてお湯をさしたのを，よく食べたものである。
おにぎりにもとろろ昆布をまいたり，今でもしている。

母は大阪，梅田のちょい北，中津という町の，商店街の中の酒屋に育った。
私もよくこの大阪のおじいちゃんの家に行ったものだ。
昔は昆布売りが回ってきて，実演販売をした，と母が言っていた。あぐらをかいて，脚のあいだに昆布をおいて，すいていくのだそうである。そうやってとろろ昆布をつくり，のこった薄い昆布も商品となった。バッテラの上にのってるあれだ。

私自身の嗜好としては，とろろ昆布のちょっと舌をさす酸味が好きじゃなくて，積極的に買ったことはなかったんだ。

博多うどんってたしかとろろ昆布をのせるんじゃなかったっけ。
だからタモリにとってもとろろ昆布は親しい食材なんだろう。