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洗骨、宴会

2019年02月16日

2019年2月16日(土)

金曜日の仕事は午後からだったので、午前中、南風原のサザンプレックスに映画見に行った。
見たのは洗骨。
面白かった。
ガレッジセールのゴリの監督作品。長編は初めてじゃないのかな、でも、長年監督やってきたみたいな、達者な演出だった。

感想は、末尾に。

その夜は、読谷村Iさん宅で、宴会。
7人集まった。


洗骨、宴会

宮古ゼンマイ。


洗骨、宴会

紫キャベツとラディッシュのサラダ。


洗骨、宴会

ニガナの白和え。


洗骨、宴会

オオタニワタリのおひたし。


洗骨、宴会

ハンダマーのおひたし。

洗骨、宴会

宴会のメンバーのおもたせのへしこ。


あやっ、メインの鍋の写真撮り忘れたよ。
鍋は台湾長白鍋。

お酒はビール、奈良萬のおりがらみ、赤ワインなど。

そして今は那覇空港。


洗骨、宴会

空港食堂でフーチャンプルー。





洗骨の感想。

生と死はひとつながりということを、映像でもって見せてもらった感じ。
洗骨の場で出産というのが、ナイスアイデアだなあ。
出産を控えた娘に伯母がオイルでお腹をマッサージしてあげた。
そして洗骨のときには夫の奥田瑛二が、頭蓋骨を抱いて同じオイルでマッサージしてあげるのだ。
丸いお腹と丸い頭蓋骨がなんとにていることか。
生と死が繋がってるっていうのは、こういうことなんだね、と思った。

芸人監督だから、笑いもたっぷり。
悲喜こもごもに泣いたり笑ったり忙しかった。人生は文字通り、泣き笑いだな、とも。

テーマ曲の童神を歌っている古謝美佐子さんが、口さがない、共同店主役ででていて、伯母に一喝されるシーンが、ことに面白かった。
堂々とした古謝さんをこういう役でつかうとは、ゴリ監督、なかなか攻めてる。
そして、この共同店は、ナビィの恋で、アイルランド民謡に合わせてアイルランドの女性が踊るシーンで使われた共同店ではないかな。
その女性と、シルバーの長い髪の古謝さんが、重なるようにも見えた。
同じ粟国島を舞台とした先行作品のナビィの恋は、監督としては十分意識したことであろう。しかし映画の文体は全然違っていて、ナビィの恋が、神話みたいな語り口だったのに対し、洗骨は徹底してリアリズム。あの世を扱いながら、それを神話にしない。それは、あの世とこの世の地続きさを表現しようとしたということではないかと思う。

そしてそして奥田瑛二。
こんななさけない、みすぼらしい奥田瑛二が、かつてあっただろうか。
そしてそれが最高だ。
こういう役をさせるところ、古謝さんに対するのと同様、ゴリ監督の強気が現れている。
娘のサクラちゃん頑張ってるし、親父もチャレンジしてるなあ。
にいにい役の筒井道隆も良かった。
私、バタアシ金魚のころから、この人のファンです。



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Posted by ボブマリ at 13:26│Comments(0)映画沖縄
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