てぃーだブログ › 福,島ぐらしブログ3 › 2017年08月

ベルゲン

2017年08月31日

2017年8月31日(木)

気がつけば8月は今日で終わりか。

北欧はもう秋の気配なので8月がもうすぎてしまった気分でいた。
日本の気候はどうでしょうか。8月初めに雨続きの福島は8月後半は多少は日照に恵まれたのでしょうか。

昨日オスロからベルゲンへ午前便で移動し,街中のホテル,ベストウェスタンプラス・ホルダヘイメンにチェックイン。

そして毎回訪れるfiskemarketでエビとムール貝とハンザビール。






魚市場のいつものお店は去年までより綺麗になってた。儲かってるのだな。そしてテーブルに座ってメニューから注文するシステムに変わってた。去年までは魚のショーウィンドウを見てムール貝を500g,蒸し煮にして,ガーリックも入れて,と注文するシステムだった。

最初に来た2014年だったかはまだ度数の弱いビールしか置いてなかったのに今はビールの種類も増えワインも充実している。多分ノルウェーの酒類販売はライセンス制で,5%前後以上の種類を出すにはレストランとしての認可が必要なのだろう。以前はレストランではなく屋台という格付けだったのではと思われる。

食後ホテルに帰ったらビールのせいかオスロのそれなりに緊張感のある日々の疲れからか,眠気が差して3時間くらい寝てしまった。
6時でもまだ外は明るいのでブリッゲン方面へ散歩。



ホテル 前からブリッゲンを眺める。



ちょっと味のあるお人形を売っているお店。作家ものらしい。買うにはちょっと高くて嵩張るので見るだけ。




ブリッゲン。



夕刻の湾。

やがて日本から2名の仲間がやって来た。できたての本を携えて。



北欧通い十余年による,集大成と言うより中間報告の本。
ひとなる書房から出た『転換期と向き合うデンマークの教育』。よかったら読んでやってください。Amazon等で注文できます。




明けて金曜日の朝。仲間の1人とランニング。











半袖で走り始めは寒かったがやがて程よく汗かいて気持ちよかった。



今朝のごはん。ヴルカンほどではないにしろ種類多くて美味しい。

さて今日は12時に視察始まって夜10時まで会合,と長い1日になる。











 

Posted by ボブマリ at 17:04Comments(0)北欧

オスロからベルゲンへ

2017年08月30日

2017年8月30日(火)

オスロ空港なう。
これからベルゲンに向かいます。



スカンデイックヴルカンの朝食は最後。
毎日大体同じだけど食べ飽きなかった。


昨日はニーダーレン成人教育センターを訪ねてトムさんの音楽療法のセッションを見せていただいた。
彼の音楽療法を見るのはこれで3回目で同じクライエントなので毎年度一回見ている私たちには彼らの変化がよくわかる。

午後からはその近くのラグナ障害者デイセンターで所長の退職記念でラグナロックのライヴ。ラグナロックはこのセンターの名を冠した,トムさんが34年にわたって率いている当事バンド。
観客もノリノリだった。

トムさんとは夕食も一緒に。
楽しくいろんなことを語り合った。同行のメンバーがいずれトムさんを招聘したいと言って彼は是非そうしたいと言った。
トムさんはそのフランクで暖かいお人柄で周囲からの信任が厚く,センターで会う色んな人たちに親しく声をかけられていた。


高齢者福祉にも特別支援教育にもアディクションにも摂食障害にも緩和ケアにも矯正・再犯防止にも効果をあげているのがノルウェーの音楽療法。
日本でもさらなる拡大と質の向上が望まれる。
私も若い大学生だったら今から音楽療法,学びますよ。



 

Posted by ボブマリ at 16:22Comments(0)

雨の火曜日

2017年08月29日

2017年8月29日(火)

ノルウェーに来て初めての雨。



オートミールにブルーベリージャムのせ。



グラノーラ。


さてこれからトムさんの音楽療法実践を見に行きます。


 

Posted by ボブマリ at 14:51Comments(0)北欧

ホテルのイタリアンレストラン

2017年08月29日

2017年8月28日(月)

月曜日の夕食はホテルのイタリアンレストランで。

とっても美味しかった。スタッフも明るくて楽しい人たちだ。



ナスのグリル焼き。トマトソースとよく合う。




ムール貝のリングィネ。




フンギのリゾット。



魚のグリル。
ホールスタッフに切り分けて貰ってオーブンで軽く焼いたレモンを絞りバジルとオレガノのソースを塗って食べたらまあ美味しいのなんのって。




ビッッアマルゲリータ。


お酒はローカルビールにトスカーナの赤。


昨日訪ねたお家には3歳の男の子M君がいて私たち一行の小学1年生のI君とおともだすち。昨年訪問して意気投合した仲だ。互いに覚えていたのかな。多分M君も覚えてたね。昨年はまだよく喋られないM君だったが今年は日本語とノルウェー後の立派なバイリンガル。
私たちがご夫妻に話を聞いている間2人は仲良く賑やかに遊んでおり帰る段になって別れがたくI君は明日もここに来たい,と言った。

今日,Mくんのお母さんのフェイスブックに次のような内容が書かれた。M君が探し物をしている、何を探しているかと言えばI君の忘れ物,忘れ物があればまたI君が来てくれる,とM君は考えたのだという。

その記事の話を聞いてI君は何度もその話を繰り返し聞きたがったとのことだった。

ホンマ,ええ話。

そのI君に,たくさん食べてえらいね、と褒めてもらいました。

それには説明がいるわな。
I君まだ時差ボケは残ってるし今日は視察の場所でいい子にしてたし,食事のときちょっと眠気が差してあんまり食指が動かなかったのだか,ピザは沢山食べて両親から褒めて貰った。それを見て私が沢山食べても飲んでも褒めて貰ったことがない,と言ったらI君が褒めに来てくれたのでした。

明日は9時から某所にて音楽療法の実践を見せていただく。






 

Posted by ボブマリ at 04:05Comments(0)北欧

オスロでランニング

2017年08月27日

2017年8月27日(日)

今日は快晴。

昨日夜ホテルに他のメンバーも到着した。そのうちの一人と朝ランニングに出かけた。









これはもしやトリカブトでは?

往復6.4キロのランニング。でも湿度が低いせいか気持ちよく走れる。


いつもの朝ごはんは今日はみんなで5人,賑やかに。




グラノーラ初めて食べてみたらすんごく美味い。
こっちの人はヨーグルトをかけるけど私は牛乳で。

牛乳も低脂肪のとかラクトフリーのとか用意されている。私は普通の無調整のを選ぶ。

さて今日はメンバーとオスロ近郊にお住まいのHさんを訪ねる。昨年もお邪魔したお家である。





 

Posted by ボブマリ at 16:17Comments(0)北欧

Pannekaka med blaabearsyltetoey

2017年08月26日

2017年8月26日(土)

今朝のごはん。



ホテルのブッフェは基本毎日同じだから,工夫しないことには,いかに美味しいヴルカンの朝食でも飽いてくる。

ルッコラ,パプリカ,ケイパー,オリーブ,フェタチーズをボウルに入れバジルソースとオリーブオイルをかけたサラダ。

美味しいポルセ(ソーセージ),ボイルした新じゃがにポークビーンズを添えて。半熟のベーコンエッグ。




そしてこれが正真正銘,スプーンおばさんのごていしゅが食べたいと思いつつ口に出さずにいて不機嫌になっていたpannekaka med blaabearsyltetoey パンケーキのブルーベリーソース添えである。

ジャムより汁気が多くて果物のペクチンでゆるく固まっている感じ。

今朝音読した絵本の中では,おばさんはプリプリ怒りながらブルーベリーを摘みにでかける。ウチのていしゅほどばかな男はいない。そしてそのていしゅよりもばかなのは、それと結婚してしまったあたしだよ・・・
なかなか子ども向けの本で亭主をこき下ろす主人公ってないんじゃない?

でも安心してください。最後のペイジはラブラブです。






 

Posted by ボブマリ at 16:18Comments(0)北欧

スプーンおばさん,ブルーベリーを摘みにいく

2017年08月26日

2017年8月26日(土)

おはようございます。

今朝も3時くらいにいったん目覚めてしまったけど,それからもう一度寝ることができて5時半に起床。
まあ,これなら徐々にこちらの時間に慣れていけそうだ。

ランニングに出かけた。このホテルのあるVULKAN という一帯は川が流れときにはその川は瀧になっていて,走るのがとても楽しい。2年前に火事にあったビール醸造所はまだ工事の途中だ。

ランニングから帰ってきて,シャワーを浴びてから,ちょっこしノルウェー語の勉強。昨日買ったプリョイセンの絵本を音読してみた。



Teskjekjerringa paa blaabeartur

直訳するとスプーンおばさんのブルーベリー摘み

と言ったところか。
これ,大塚勇三さんの訳では確か「コケモモ」と訳されてたんだよね。
コケモモは,一般的にリンゴンべりーをさし,赤に近いピンクだ。ツルコケモモならクラムべりー。
学研から出ている訳書の挿絵は色がついてなかったから,こんな青い実とはわからなかった。

ブルーベリーって訳が出た60年代は今のように知られてなかった。
だから大塚さんは比較的近いコケモモという和名を使ったんじゃないかな。

ではブルーベリーの和名は何か,とネットで調べると,ブルーベリー,アメリカスノキとある。
もはやブルーベリーという外来語が定着しているようである。
でもノルウェーの田舎のお話に「ブルーベリー」は合わない。

ブルーベリーはノルウェーではいま摘みごろとのことで昨日プリョイセンミュージアムから国道4号線でオスロに戻ってくる途中,奥さんのRさんがわきの森でちょっとブルーベリーがとれるか見てみよう,と言ってくれて二人で探した。ブルーベリーの木はあったけど実はぜんぜんついてなくて,Rさんは「もうみんなとっちゃったあとだね」と。



ブルーベリーの木。



コケモモ(リンゴンべりー)の灌木。

森でベリーを摘むっていうのが,子どものときプリョイセンやリンドグレーンにふれて以来の私のあこがれである。
いまウチの庭にはブルーベリーが2本,コケモモが1本あってどれも根がついたので,これから盛大に繁茂してくれて,スプーンおばさんみたいにバケツ一杯にブルーベリーがとれるような状況を望む。

さて,昨日,ホテルまで送っていただいたら,ホテルのレセプションにスーツケース届いてた。
で,その中に入ってたお土産(味付け海苔と梅干し)をとりだしてRさんにお渡しし,お二人と別れた。
でもまた来年の3月か,8月に会えるんじゃないかな。

そのあとの夕飯はVULKAN DEPO という建物の中に入っているスーパーREMA1000とイタリア食材の店で買ったもので,部屋食。




ねじりパスタのサラダに,イタリア食材の店で買ったオリーブ。

オスロのクラフトビールがラベルから判断するに美味しそうだったので3本買ってみた。
右端のはハチミツフレーバーでちょっと好みでなかったがあと2本はすこぶる美味。
ホテル近くのブルワリーは焼けちゃったけどスーパーで美味しいクラフトビールが手に入るのはうれしい。
土曜日は酒類販売は6時までで,日曜日は販売なしだから,ちょっとかっとこ。冷蔵庫がないのが残念であるが。

 

Posted by ボブマリ at 14:53Comments(0)本・新聞・雑誌北欧

Proeysen huset

2017年08月26日

2017年8月25日(金)

大感激である。

プリョイセンのミュージアムに行ってきた。Jさん夫妻に車で2時間余のドライブで連れて行って貰ったのだ。

ミュージアムはProeysen huset プリョイセンの家という名前でプリョイセンの生家を含む敷地内にある。

Jさんがスタッフに,この日本人は50年近く前にファンレターを書き,その返事をプリョイセンがくれのだと説明し、ミュージアムに手紙の保管はないのか,と聞いてくれた。そしたらスタッフがプリョイセンのお嬢さんに連絡をとってくれて,そしたらお嬢さんはその手紙は見た覚えがある,父が喜んでいたことも覚えている、と言ってた、というのだ。

大感激。

小学3年生の私はプリョイセンフリークで、ビョルンが描いた挿絵を真似して描いたりしてた。
日本語でファンレターを書きそれをJさんがノルウェー語に訳してくれたものをつけて出版社に送ったところ,返事が来たのである。
それには,

私には世界中からファンレターが来る,日本からも来たこともある。あなたは3人目だ。でも日本語で書いて来たのはあなたが初めてだ。あなたの字は蜘蛛の足のようにチャーミングだ。

というようなことが書いてあった。

今回の渡欧前にその手紙を探したのだが見つからず。しまいこみすぎたか。
でもデンマーク語を勉強したあとに読んで意味を理解したのは間違いない。

50年の歳月が一挙に縮まった思い。こんなにヒデキカンゲキーなのはここ数年で一番のことだ。



プリョイセンの署名を活かしたデザイン。




プリョイセンの自作自演の歌をスタッフが聞かせてくれるライブ。
ほぼ満員のお客は大方高齢者。いつもそうかどうか知らないが,今回は高齢者施設のグループの見学が入っていたようだ。

ミュージアムショップで買ってきたもの。



手前左よりプリョイセンのバイオグラフィー,プリョイセンの自作自演の歌のCD5枚組,プリョイセンがラジオで自作を朗読した録音のCD,中列の左よりスプーンおばさんの森にブルーベリーをとりにいく話の挿絵のカンカン,その絵本,スプーンおばさんのキッチンタオル,上列はスプーンおばさんのホウロウカップ。



CDのジャケット写真はプリョイセンが手の上にスプーンおばさんの人形を乗っけているところ。私が貰った手紙にはこの写真の皿の上が切り抜かれたものが同封されていて

この切り抜かれたところにあなたの写真を入れてください、そうしたらあなたは私のスプーンおばさんになるでしょう,

と書いてあった。



これはノルウェーの指ぬき。
スプーンおばさんファンなら分かるとおもうけど,作中にこのカップ型の指ぬきが登場する。
小ちゃくなったおばさんと家庭的に恵まれない女の子がパーティをする時,おばさんのために女の子がジュースを指ぬきに注いであげるのだ。
そのエピソードがあるが故のミュージアムグッズ。

なんか今回の北欧旅行のお土産はもうこれだけで十分かなという気がする。

 

Posted by ボブマリ at 02:14Comments(2)北欧

スカンデイック・ヴルカンの朝食

2017年08月25日

2017年8月25日(金)

割といい天気ですよ。
スーツケース未到着の痛手も忘れられる。

ここスカンデイック・ヴルカンの朝食は美味しいんです。



欲張っていろいろと。

シャケの焼いたのが特にうまい。
あ,白いごはん,ください。

コーヒーもマシンの性能がいいのか豆がいいのか,うまいね。
パンは隣のパン屋,Handverkのでこれまた最高のうまさだし。



パンケーキも。
ラズベリージャムとコケモモのシロップ漬けを添えて。

スプーンおばさんのコケモモのジャムのついたパンケーキもこんなんだったのかな。

スプーンおばさんのご亭主が機嫌悪いのであれやこれやテンション上がる方法を示してみるが,ご亭主は,そうじゃない,そうじゃない,と落語「寝床」の丁稚みたいなことを言うのみでズバリ言わない、らじつにめんどくさい男。こういうのノルウェー人にもいるのかね。日本には多いけど。

で,パンケーキ出したら一瞬顔が明るくなるがまた暗くなって,いい加減言ったらどうなのさ,とおばさんに言われて,コケモモのジャムのついたパンケーキを長いこと食べてない、と言う。
おばさんはぷりぷり怒りつつも森にコケモモをとりにいく。で,お約束どおり,スプーンみたいに小さくなってします。だけどめげないおばさんはキツネ,オオカミ,クマ,と出会う動物をうまく扱ってバケツいっぱいのコケモモを集めて運ぶことに成功する。

元の大きさに戻ったおばさんがひとりごちて言うには

ズルいのはだましてやること,臆病なのは脅してやること,いばってるのは耳の後ろをかいてやること,そして不機嫌な亭主にはコケモモのジャムのついたパンケーキを焼いてやることさ。

この機知,肝っ玉,最高。

そしてこのお話を書いたプリョイセンのミュージアムに今日初訪問なのである。

小学3年の時貰った手紙の返事は探し出せなくて持ってこられなかったんだけど。

楽しみてす。

 

Posted by ボブマリ at 16:03Comments(0)本・新聞・雑誌北欧

オスロ到着

2017年08月25日

2017年8月24日(木)

オスロにて。
現地時間で夜の8時。日本は7時間の時差で夜中の3時でしょう。

ヘルシンキ経由で現地時間の4時半に到着したんだけど荷物が出てこない。
フィンエアのカウンターに訴えたら,その時点でまた荷物はヘルシンキにありつきました,その次の便,8時到着の便でオスロに届けられると。
ホテルまでの配達は明日になるとのことである。

ヘルシンキの乗り換え時間が短めで,しかも成田からの到着便が遅れたものだから荷物乗り換え移し替えが間に合わなかったとみえる。
私も空港内で呼び出されて走ったもん。パスポートコントロールでICチップ入りのパスポートだから日本人と韓国人専用乗り換え自動ゲイトを通れたから時短になったものの,そうでなかったら確実に間に合ってなかった。


とりあえず持ち込み荷物だけでホテルにチェックイン。

ホテル近くのMathallenというフードコートでピザとビールにありついた。








明日はクリスチャンサン在住のJさん夫妻がホテルで私をピックアップしてくれて一緒にアルフ・プリョイセンミュージアムに行く予定。

 

Posted by ボブマリ at 03:05Comments(0)北欧